突然ですが、あなたは海はお好きですか?
青い空に広い海、寄せては返す波の音、遠くに見える地平線…
みんなでワイワイ遊ぶのはもちろん、海を眺めるだけで心も体もリフレッシュできますよね!
さて、足元に視線を落としてみましょう。
砂浜には、きれいな貝殻や、キラキラと宝石のように輝くシーグラスが散らばっています。
これらを思い出として拾い集めるのもいいですが、さらにひとつの作品へと変身させてみませんか?
今回は初めてでも楽しく簡単に作れる、シーグラスランプをご紹介します!
そもそもシーグラスランプとは?
海岸で見かける、宝石のようなまあるいガラスのことを「シーグラス」と呼びます。
シーグラスは、飲料ビンや窓ガラスなどの人工のガラス製品が長い年月、波の力で研磨されたものです。
長い年月、海を旅したガラスは角が取れ、表面は曇りガラスのように変化し、独特の雰囲気や味わいをもたらしてくれます。
そんなシーグラスを使って作るランプが「シーグラスランプ」です。
シーグラスの持つ透明感は、夏らしい涼しげなインテリアとしてもおすすめですが、中に入れるランプの色やガラスの色によっては、ぬくもりのある作品に仕上げることもできます!
使用するガラスの色にこだわったり、あなたの好みのテイストを取り入れたりしながら、個性あふれる素敵なシーグラスランプを作ってみましょう!
シーグラスランプを作るのに必要なもの
まずは材料を集めましょう。
100円ショップやホームセンターなどで買えるものばかりですよ!
★シーグラス
海で拾うほか、シーグラスを模して作られた着色ガラスを購入することも可能です。
★貝殻
アクセントに貝殻を取り入れるのもいいですね。より一層、海らしさが増します。
★おはじき、ビーズなど
こちらも、アクセントに使ったり、シーグラス同士の隙間を埋めるのに使うことができます。なくても大丈夫です。
★ライト
コード付きソケット電球などを使って本格的に仕上げるものよいですが、100円ショップなどで購入できる電池式のものが気軽で使いやすいかと思います。
★油粘土&ボール
シーグラスランプを作る際の土台作りに使います。
風船や和紙を使う方法もあります。
★グルーガンorガラス用セメダイン
シーグラス同士を貼り合わせるのに使います。透明なものを使用してください。
★空き容器
ガラスの空き瓶や容器をシーグラスに変身させることもできます!
★綿棒
接着剤を細部に塗りたいときなどに使います。
★透明マニキュア
完成したシーグラスを透明マニキュアでコーティングすることで、つやつやとした輝きをプラスすることもできます。
★ゴム手袋/ビニール手袋
セメダインやグルーガンを使うときに、手を保護します。
★新聞紙
テーブルなどの作業台が汚れないように、敷いておくと安心です。
シーグラスランプの作り方
ここでは手始めに、よく見かける球体のシーグラスランプの作り方をご説明します。
型を取って張り付けていく作業がメインなので、この手順を理解すれば応用もきくようになりますよ!
手元にあるボールなどを使って、球体のシーグラスランプを作ってみましょう!
★球体シーグラスランプ
土台の台座を作る
球体は、そのまま地面に置くことができないので、最初に土台を作ります。
油粘土で太めの縄を作り、始めと終わりの部分をくっつけて円にしましょう。
適度な大きさの空き容器などがあれば、それを台座にしても大丈夫です。
半球の土台を作る
お好みのサイズのボールを用意します。(このボールの大きさがシーグラスランプの大きさになります)
ボールを油粘土で覆っていきます。
ボールの半分までを覆い、半球の型を作りましょう。
この「半球の型」を、先ほど作った台座の上に置いてボールを油粘土から外します。
シーグラスを貼る・1
油粘土でできた半球の壁の中に、シーグラスを並べていきます。
シーグラスをふたつ並べたら、その隙間をグルーで埋め、そのまた隣にシーグラスを並べて隙間をグルーで埋める…という作業を繰り返します。
シーグラスの形をよく見て、ピッタリとはまるものを探します。
形のほかにも、シーグラス同士の色合わせや、ひとつずつ光にかざして光の透け方をチェックするなど、こだわってみるのも楽しいでしょう!
シーグラスだけはなく、拾った貝殻や、市販のおはじきやビーズを貼ってアクセントにするのもいいですね!
シーグラスを貼る・2
半球の型の中をすべて貼り終えたら、残りの半分も仕上げて球体にしていきましょう。
出来上がった半球のシーグラスを土台の中で少し回転させてずらします。
そのときにできたスペースに、先ほどと同じ要領でシーグラスをグルーで貼っていきましょう。
作業が進み、シーグラスが球体に近づくほど、グルーでの貼り付けがだんだんやりづらく感じると思います。
土台の油粘土が邪魔になってきたら、その都度ちぎってしまっても大丈夫です。
あとからライトを入れるので、ライトを入れる部分だけは張り付けずに残しておきましょう。
完成
出来上がったシーグラスにライトを入れたら完成です!!
表面を滑らかつやつやの質感にしたいという方は、シーグラスランプの上から透明のマニュキアを塗ってコーティングするのもいいですね!
★空き容器で簡単シーグラスライト
型をとるのはちょっと大変そう。とはいえ、形を作っていくのも難しそう…。
という方には、気に入った形のガラス瓶にシーグラスを貼りつけていくのも簡単でおすすめです。
グルーガンやガラス用セメダインで空き容器にシーグラスを敷き詰めるように貼っていき、乾いたら完成です!
完成したものをライトに被せて使うのもいいですが、容器の中に100円ショップなどで売っているキャンドルライトを入れて、キャンドルホルダーのように使っても可愛いですよ!
動画で学ぶシーグラスランプの作り方
シーグラスランプの作り方をもっと、わかりやすく見てみたい!という方は、動画を参考にしてみましょう。
こちらの動画では、大きなシーグラスライトを作っています。
手順がしっかり撮影されているので、はじめてシーグラスを作る方でも理解しやすいですよ!
また、必要な材料や道具、より作業しやすくなるようなちょっとしたコツなども紹介してくれるので、大きな失敗をすることなく仕上げることができます。
動画で具体的に作業工程を見ることができるので、自分の作品はもっとここはこうしてみたい!この部分はちょっとテイストを変えてみたい!など、実際に作業に入る前のイメージトレーニングもしやすくなります。
シーグラスランプの画像まとめ。作るときの参考にも!
どのようなシーグラスランプを作ろうか…考えるだけでワクワクしますよね!
自分で作品を作る前に、ちょっぴりInstagramをのぞいてみませんか?
涼し気な作品から、あたたかみのある作品まで、さまざまなシーグラスランプがアップされています。
シーグラスランプ作りの先輩方の作品を、ぜひ一度参考にしてみましょう!
出典:Instagram
小さなツリーの形をした、可愛らしいランプです。
同系色のシーグラスを積み上げて1つのランプを作っています。
ひとつひとつは小さめでも、このようにいくつか並べると存在感のあるインテリアになります。
出典:Instagram
こちらはツリーのトップに、ヒトデが飾られてたデザインです!
普段使いはもちろん、マリンテイストなクリスマス飾りとして、とても素敵ですね。
出典:Instagram
グリーン系のグラスで作られたツリー型ランプです。
先ほどご紹介したランプと同じ、ツリーを模したデザインですが、色味や大きさが違うだけで印象もガラッと変わりますね。
平たく積まれたガラスたちが、もみの木らしさをより一層演出してくれています。
出典:Instagram
シーグラスでできたリースに、イルミネーションライトを巻いた作品です!
キャンドルホルダーやライトを作るだけではなく、このような形でシーグラスをライトアップしても素敵ですね!
出典:Instagram
ブラウン系のあたたかみのある球体のライトに、流木を組み合わせた芸術性の高い作品です。
初心者には難しそうなデザインですが、部屋に一つ置くだけで圧倒的な存在感!
いつもの空間がぐっとおしゃれになりますね!
出典:Instagram
こちらも、ブラウン系のグラデーションがうまくいかされた作品です。
煙突のついた山小屋風のハウス型ランプからは、人々が集まって団らんする様子や火の灯った暖炉などが想像できて、ほっとするようなあたたかみを感じます。癒し効果もばっちりです。
出典:Instagram
美しいアクアブルーの球体ランプに、シェルの飾りがあしらわれた作品です。
ランプそのものはシンプルな仕上がりですが、飾りも一緒に作成することでオリジナル感が出せます。
出典:Instagram
単色のシーグラスライトに、切り絵を貼り合わせた作品です。
こちらは涼しげなカラーのライトにマーメイドがあしらわれていて夏っぽさを感じますね!
ライトの色や、切り絵のデザインを変えれば、四季折々のインテリアを楽しむことができます。
出典:Instagram
こちらは帽子をイメージして作られた作品です。上級者の作品ですね!!
銅線をうまく使って繊細な模様を描き出し、シーグラスがポイント使いされています。
このように、全体をシーグラスで覆わなくても、光と影のコントラストを美しく魅せることができます。
出典:Instagram
ランプシェイドがシーグラスで作られています!!
茶色メインのランプですが、ホワイトのラインにグリーン系のフラワーモチーフや、シェルがさりげなくあしらわれています。
こういったテクニックを参考にしてみるのもいいですね。
シーグラスランプを販売するならどこがいいの?
シーグラスランプ作りの腕前が上達したら、自分の作品を販売することもできます!
自分の作ったもので、誰かを笑顔にできたら素敵ですよね!
今はSNSをアップするような感覚で、誰でもすぐに自分の作品を販売することができ、また気に入った商品を気軽に購入することもできます。
ここでは、あなたのハンドメイド作品を簡単に出品できる、初心者にも人気のサイト3つと上級者向けのサイトを1つご紹介します。
minne
minneは知名度が高く、利用者も多いため、自信の作品をたくさんの方に見てもらうことが可能です。女性の利用者が多いのが特徴です。
登録料は無料、販売手数料も10%と高くないので、初心者の方でも出品しやすくなっています。
まずは、minneで出品し、販売までの流れを学ぶのもいいかもしれません。
とはいえ、画面の向こう側にあなたの作品を欲しいと思って下さるお客様がいて、初めて売買が成立します。責任をもって誠実な対応を心がけましょう。
check!minne
creema
creemaもハンドメイド好きな方にはよく知られているサイトです。
minne比べると、若干年齢層が高く、洗練された作品が多い印象です。
こちらも登録料は無料です。販売手数料は8%~12%で、定められた3ヶ月間の売り上げ金額によって変動します。
売り上げがたくさんある方が、よりお得に利用できるようなシステムになっています。
check!Creema
BASE
こちらは、先ほどご紹介したサイトとは少し違って、自分専用のネットショップを作ることができるのが最大の特徴です。
ネットショップを開設するとなると初期費用が気になるところですが、なんとBASEでは初期費用は0円!無料です!さらに、商品登録数は無制限です!
商品が売れた時に、販売手数料が引かれる仕組みです。
check!BASE
iichi
iichi は、より本格的な作品を出品・販売したいときにおすすめのサービスです。
出品料はかかりませんが、成約手数料として作品代金の20%がかかります。
Instagramで#iichi を検索してみてください。出品されている作品の完成度の高さや、作品の幅広さに驚かされますよ!
それだけよいものが集まっているサイトでもあるということです。
check!iichi
おわりに
今回は、シーグラスの魅力と、シーグラスランプの作り方についてご紹介しました。
季節を問わず、いつでも楽しめるインテリアとしておすすめのシーグラスランプ。
趣味として作品作りを楽しむのはもちろん、あなたの作品で他の誰かをそっと癒すことができたら素敵ですよね。
1日の終わりにシーグラス越しの優しい光を見つめて、日々の疲れや悩みをほんの少しでも忘れられる時間を作ってみませんか?
毎日の生活にちょっとだけ、心のゆとりが生まれるかもしれませんよ。