UVレジンの着色の仕方は?知っておきたい3つのコツも!

UVレジン
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作品づくりの自由度の高さから人気のUVレジン。

UVレジンアクセサリーひとつとっても、パステルカラーのキラキラ可愛いものから透明感のあるもの、はっきりした色使いで存在感のあるものなど様々。

どんな方法で色を作り出すか、今回はUVレジンの着色方法と3つのコツについてご紹介します。

 

 

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UVレジンを着色するには何を使えばいいの?

 

色味のあるUVレジンアクセサリーをつくるには大きく分けて

  1. レジンそのものに着色剤を混ぜる
  2. 土台となる部分に色をつける
  3. 色のある封入物を閉じ込める

この3つが挙げられます。一つずつ簡単に解説していきます。

 

レジンそのものに着色剤を混ぜる

UVレジンと着色剤をシリコンマットやシリコンカップなどに垂らして竹串や爪楊枝でぐりぐりと混ぜて色付きレジンを作ります。

具体的な着色剤については後述します。

 

土台となる部分に色をつける

レジンアクセサリーにはレジンを受け止め形を作るためのフレームやミール皿がよく使われます。

その皿の部分に直接マニキュアなどで色を塗って、その上から無着色のレジンを盛っていく方法です。

レジン自体に色を付けるより硬化不良の起きにくい方法なので、初心者の方にお勧めです。

 

 

 

色のある封入物を閉じ込める

レジン封入パーツとして、ガラスカレットやクラッシュシェルなどがあります。

色の種類も多く、また細かく砕かれているので作品のサイズを問わずレジンの中に詰めていけます。

また、こちらもレジン自体は無着色なので硬化不良の起きにくい方法です。

そのほかにもミニチュアドライフラワーやネイルシールなども人気です。

 

 

 

 

UVレジンのおすすめの着色方法は?

作品づくりの自由度をより楽しみたい場合はやはりレジン自体に色をつけていくのが良いでしょう。

着色の方法は大きく分けると

  1. パウダー状のものを混ぜる
  2. 液体を混ぜる

の2種です。

それぞれレジン専用の着色剤が発売されていますのでそれらを用意していただくのが最も良いのですが、「そんなに量産する予定でもないので専用の物を揃えるのはハードルが高い…」という場合はマニキュアや絵の具でも多少は代用できます。

また、最近では最初から色がついているUVレジン液も販売されているので、使いたい色が最初から決まっている場合はそちらもお勧めです。

 

 

 

 

UVレジンの着色の仕方は?

ピカエース

パウダー状の着色剤で代表的なものが「ピカエース」の顔料です。

着色顔料と透明顔料の2種類がありますが、UVレジンに使用するのは透明顔料のほうなので注意しましょう。

まず耳かきのような小さなサジや爪楊枝ですくって少しずつレジンと混ぜて溶いていくようにします。

少量ならクリアファイルやシリコンマットの上で、多めに作りたい場合はシリコンカップなどの小さな容器を使います。

ピカエースの顔料を使用した場合、ほぼ不透明になるまで着色しても薄く塗り重ねるように硬化させていけば固まるのが利点です。

透け感のない、はっきりした色使いの作品に向いています。

 

 

 

NRクリアカラー

こちらは小さなボトルに入ったインクです。わずかな量でもきれいな発色で、スポイトつきなので計量も簡単です。

色の種類は少ないですが、混色が可能なのでお好きな色を作れます。

透明感のある作品やグラデーションを作りたいときに便利です。

ニオイがあるので換気に気を付けましょう。

 

 

 

宝石の雫

UVレジンメーカーであるパジコから発売されているUVレジン専用の液体着色剤です。

こちらは小さなボトルで色の種類も多岐にわたり、バラ売りもされているのでお好きな色だけ揃えておけます。

一滴ずつ落ちてくるので雫を落とす回数で色の濃さを調節でき、扱いやすさの面でもお勧めです。

インク状なのでこちらもNRクリアカラーと同様に透明感のある作風に向いていますが、ブラックやホワイトも売られており、NRクリアカラーより濃い色が作れるようです。

 

 

 

UVレジンを着色する際の3つのコツ

どれくらいの濃さまで着色できる?

UVレジンは紫外線を照射することで固まります。

よって、光が中まで通らないとUVレジンを固めることができません。

ピカエースや宝石の雫など、不透明といっていいほどの着色ができる製品以外は、向こう側が透けて見える程度の着色に留めましょう。

また、ピカエースや宝石の雫であっても、いっぺんに硬化させず、薄く何層かに分けて硬化させていくようにしましょう。

 

着色剤とラメを混ぜたい

色付きレジンの中にホロやラメパウダーを混ぜても、濁ってせっかくのキラキラが見えなくなってしまいます。

色付きレジンをさらにラメでキラキラさせたい場合、

一層目→無着色のレジンを土台のように敷いて硬化。作品の表面となります。

 

二層目→無着色のレジンにホロやラメを混ぜたものを乗せて硬化。

三層目→ラメ入りレジンにかぶせるように無着色レジンを薄く塗って硬化。ラメの下に着色レジンが流れ込むのを防ぐためです

四層目以降→着色レジンを乗せる

といったように、数段階に分けて重ねていくようにします。

ホロやラメだけでなく、メタルチャームやビーズなどの封入パーツも同様です。

作品に奥行きをつけたい場合は二層目の手順を数回繰り返します。

なおこれらの手順はモールドを使用した場合の順番です。フレームを使用した場合逆になるのでご注意ください。

作る前に作品の設計図を書き起こしておくと制作がスムーズです。

 

グラデーションを作りたい

 

色付きレジンを数色そのまま土台に乗せて混ぜても、境目の部分の色が濁ってしまいます。

色の境目に無着色のレジンを少量落として爪楊枝などでやさしく混ぜると、色同士がぶつからず淡いグラデーションが作れます。

 

 

UVレジンを着色する際の注意点は?

 

着色剤は布や床に付着した場合水で洗い流すことが難しくなります。

衣服につくことも考慮し、汚れても構わない服装で作業するようにしましょう。

ちなみに、UVレジンを素手で扱うとどうしても手がべたついてしまいます

通常の石鹸でもある程度は落ちますが、気になる場合は油汚れに特化したハンドクリーナーの使用をお勧めします。

また、非常に細かいパウダーや臭いのあるインクを使用しますので、なるべく吸い込まないようマスクを着用したり、お部屋の換気にもお気を付けください。

 

 

 

おわりに

 

いかがだったでしょうか。

市販の封入パーツもたくさんありますが、UVレジンの着色方法を把握すれば、作品の幅もぐっと広がります。

クリアで涼しげにしたり、ミルキーでゆめかわなデザインにしたり、是非お好みの色合いを見つけて自分だけのアクセサリーを作ってみてくださいね。

UVレジン型の選び方や代用できるものについて紹介した記事はこちら

https://craft-studiolab.com/uvresin-mold/
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