ハーバリウムを作りたいけど、できるだけ費用を抑えたい、家にあるもので気軽にハーバリウムを作ってみたいと考えている人もいるでしょう。
ハーバリウム作りで購入する必要があるのが保存液です。
ここでは、ハーバリウム保存液の作り方について解説します。
お手軽なハーバリウム作りを考えている、保存液を自作できないかと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
ハーバリウムの保存液は自作できる?
ハーバリウム作りでは、
- 花材
- 蓋つきの瓶
- 保存液
があれば作ることができます。
花材は、庭に咲いている花をドライフラワーにすることで自作をすることもできるでしょう。
蓋つきの瓶も、食品や飲料水が入っていた瓶を使用することで用意できますよね。
ただ、保存液は、一般的にはハーバリウムオイルを使用します。
今、家にあるものでハーバリウムを作りたいと考えている人は、この保存液を何とか自作できないかと考える人もいるでしょう。
保存液は、透明な液体であれば使用することができます。
身近な透明な液体として水がありますが、この水も腐りにくいように工夫をすれば、十分に保存液として使うことができるでしょう。
ハーバリウムの保存液を作るのに必要なものは?
保存液を自作するために必要な物としては、
- ドライヤー
- エタノール
などが挙げられます。
水を保存液として使うためには、水を腐らせる原因となる微生物を限りなく微生物を取り除く必要があります。
精製水であれば微生物が取り除かれているため、そのまま保存液としても使用できるでしょう。
しかし、瓶に微生物が付着していたのでは、精製水の中で微生物が増殖してしまい水を腐らせてしまいます。
この瓶に付いた微生物をできる限り取り除くために、ドライヤーやエタノールを使用します。
瓶を煮沸消毒するのも良い方法ですし、水洗いした後には、水分をすぐに取り除くためにもドライヤーで乾かします。
さらに、エタノールを使用して除菌をすることで、限りなく微生物を取り除くことができるでしょう。
ハーバリウムの保存液の作り方
1.水道水を煮沸する
精製水を使う場合にはそのまま使用することができますが、水道水を利用するなら、煮沸して除菌をしましょう。
水道水を70℃以上まで加熱することで除菌をすることができるでしょう。
ハーバリウムの保存液は、
- 色落ちをしない
- 透明であること
- 腐りにくい
の3点を満たしていれば、ほとんどの液体が利用することができます。
身近なものとして水道水がありますが、この水道水には微生物が含まれていることもあるので、水道水を使う場合にはしっかりと煮沸をすることが大切です。
2.瓶の除菌
保存液を自作する場合には、保存液として使用する液体の除菌だけでなく、瓶の除菌も重要です。
微生物が含まれていない精製水を使ったとしても、瓶に多く微生物が付着しているのであれば、すぐに水が腐ってしまうでしょう。
ハーバリウム作りに最適なオイルを使用すれば、そんな心配をすることもなく長期間ハーバリウムを楽しむことができますが、保存液を自作する場合には、容器の除菌も重要です。
- 煮沸消毒をする、ドライヤーなどを使用して水分を完全に取り除く
- エタノールを使用して除菌をする
など、できる限り微生物を取り除くように工夫をしましょう。
3.花材の除菌
微生物をできるだけ取り除くことを考えるのであれば、瓶の中に入れる花材も除菌をする必要があります。
花材の素材によっては除菌が難しいものもあるかもしれませんが、造花のようなプラスティックで作られているような花材を使用する場合には、瓶と同じような方法でしっかりと除菌をすることができるでしょう。
このように、保存液を自作する場合には、いかに除菌をするのかがポイントになります。
少し面倒と感じるかもしれませんが、水道水ならお店に買いに行く必要もなく、ハーバリウム作りを楽しめるでしょう。
すぐにでもハーバリウムを楽しみたい、お金をかけることなくハーバリウム作りをしたいと考えている人に最適な自作の保存液は、できるだけ除菌をして使用することが大切です。
ハーバリウムの保存液を作る際の注意点は?
ハーバリウムの保存液を自作する際には、透明であること、腐らない、色落ちをしないことがポイントになると考えられます。
水は透明で、色落ちもしにくいですし、微生物を限りなく取り除くことができれば腐りにくい保存液として使うことができるでしょう。
この水に、微生物を取り除くためにエタノールや塩素系の洗剤などを混ぜる方法も考えられるでしょう。
しかし、微生物を取り除くことができても、これらは花材の色落ちの原因となってしまいます。
また、保存液を自作する際には安全性にも十分に考慮する必要があるでしょう。
保存液が腐る原因として微生物があるのなら、殺菌効果の高いエタノールを混ぜる方法もありますが、エタノールは引火点が高いため、濃度が高いと安全性に不安があります。
自作で保存液を作る際には、微生物を取り除くことだけでなく、色落ちや安全性などにも十分に考慮して作ることが大切です。
ハーバリウムの保存液にはどのような種類があるの?
ハーバリウムの保存液として一般的によく利用されているのが、
- シリコンオイル
- 流動パラフィン
- ベビーオイル
です。
シリコンオイルはハーバリウムには最も向いているオイルとして使用されています。
シリコンオイルよりも安価なことで利用されるのが流動パラフィンやベビーオイルです。
シリコンオイルや流動パラフィンは、多くの人がネットで購入することになると思いますが、ベビーオイルならスーパーやホームセンターなどでも手軽に購入することができるので人気があります。
その他にも、グリセリンや洗濯糊を利用する人もいるようです。
これらの保存液の中でも洗濯糊は大容量の商品でも200円程度で販売されている商品もあります。
とにかく安く保存液を入手したい人には、洗濯糊で作るのもいいかもしれませんね。
保存液として様々な種類の液体が利用できますが、品質を求めるなら、やはりシリコンオイルを購入して作るのが良いでしょう。
ハーバリウムの保存液を自作するのが難しいなら、購入するのもあり!
保存液は、殺菌さえしっかりとすれば水道水でも活用することが可能でしょう。
とはいっても、完全に殺菌することは難しく、販売されている保存液を使ったハーバリウムと比べると、保存期間が短くなる可能性も高いです。
いくつもハーバリウムを作りたい人は、どうしても経済面が気になるところですが、保存期間や自作の手間を考えると、保存液を購入することも考えてみましょう。
オイルにお金がかかるといっても、ハーバリウムオイルは安いものなら1リットルでも2,000円程度で購入できます。
また、最近では、ネットで注文しても2~3日には商品が届くことから、入手までの時間もかかりません。
長くハーバリウムを楽しむためにも、専用オイルの購入を考えてみましょう。
ハーバリウムの保存液をどれを選べばいいの?
ハーバリウムオイルを購入しようと思っても、どれを選べばいいのかと迷う人もいるでしょう。
ハーバリウムの専用オイルを使うのが最も良い方法ですが、身近なお店で手軽に購入できるベビーオイルや洗濯糊の利用を考えている人もいるでしょう。
また、他の保存液と比べて、専用オイルを使うメリットは何があるのかと思っている人もいるかもしれませんね。
専用オイルは、ハーバリウムを長く楽しむために向いているオイルです。
他の保存液では、花材から色落ちをすることがありますし、外気温によって保存液の状態が変わってしまうこともあります。
しかし、専用オイルであれば、夏や冬など、一般的な外気温によってオイルの品質が変わることがないためハーバリウムを楽しむには最適です。
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おわりに
保存液を自作する方法について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
やり方次第では、購入するしかないと思っていた保存液も身近な水を利用して作ることも可能です。
自作では、保存液だけでなく瓶などの殺菌をする手間がかかりますが、そんな手間も楽しいと感じることもあるでしょう。
専用オイルを活用すれば自作のような手間もなく、長くハーバリウムを楽しむことができます。
保存液を自作したり、専用オイルを使ったりと、自分なりのハーバリウム作りを楽しみましょう!
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