近頃は手芸店のみならず100円ショップでも材料がそろうことから人気を呼んでいるUVレジンクラフト。
必要な資材を一度揃えてしまえばあとはちょっとの手間で自分だけの一点ものアクセサリーが作れてしまいます。
今回は赤いハートのスタッドピアスを作ってみましょう!
レジンピアスを作るのに必要なものは?
1. UVレジン
100円ショップでも購入できますが質と量の面から、手芸店で扱われているものをお勧めします。
ご自分用のアクセサリーを数点作られる程度でしたら25gの小さなボトルで足りるでしょう。
2. UVライト
レジンを硬化させるのに使用します。9Wと36Wのものがあります(写真は36W)。
3. 爪楊枝もしくは竹串
レジンや塗料を塗るのに使用します。数本あると便利です。
4. シリコンマット
必須ではありませんが、硬化したレジンやマニキュアがぺりっとはがれてお手入れが簡単なので推奨します。
そこまでたくさん作品は作らないかな…という場合はクリアファイルをUVランプに入る大きさに切る方法もあります。
5. マニキュア、クラッシュホロ
今回の色付けに使います。クラッシュホロは100円ショップのネイルコーナーでも取り扱われていますね。
ホロはベースカラーとなるマニキュアと同系色を選びました。
6. シリコンモールド
今回はこちらの小さなハートを使います。
7. ピアス用金具
今回は金属のスタッドピアスを使用します。
使い捨ての場合は100円ショップやドラッグストアで売られている透明(樹脂)ピアスでも良いでしょう。
8. 瞬間接着剤もしくはエポキシ系接着剤
レジンの飾りとピアス金具をつけるために使用します。
レジンピアスの作り方
ハートを作っていきます
① レジンをモールドに一滴落として爪楊枝でうすく塗り広げ、30秒ほど硬化させます。
② 硬化したレジンの上にさらにうすくレジンを塗り、クラッシュホロを貼り付けるように乗せます。
③ シリコンマットの上にレジンを数滴落とし、赤いマニキュアを少量混ぜます。
このとき、レジンに透明度が残るようにしないと硬化しなくなってしまうので、マニキュアの量に注意しましょう。
④ 色つきレジンを爪楊枝で少しずつすくって先程のクラッシュホロの上に静かに乗せていきます。
クラッシュホロが動いてわずらわしい場合は「2」の段階で一度硬化してしまいましょう。
また、同じ物をもう一つ作るので、色つきレジンを全部使い切ってしまわないようにします。
⑤ 硬化します。
36Wなら2-3分程度ですが、状態によっては延長させてください。
⑥ 無着色のレジンをモールドのフチまで注ぎます。
UVレジンは硬化すると少し縮むので、気持ちフチから盛り上がる程度まで入れましょう。
⑦ 固まったのを確認したらモールドから取り外します。
レジンによっては硬化の際熱くなるものもあるので注意してください。
バリができているのではがします。手でパキパキと取れますが、きれいにそぎ落としたいときはカッターナイフなどを使いましょう。
⑧ ハートの表側をよりクリアにするため、レジンを薄く塗って硬化します。
塗りすぎるとモールド本来の形状でなくなってしまうので、あくまでツヤ出し程度に。
マニキュアのトップコートでも良いでしょう。
⑨. ①~⑧をもう一度行い、2つ目のハートを作ります。
ピアスにします
① ハートの裏側のピアス金具をつけたい位置に接着剤を塗り、金具をそっと乗せます。
接着剤の説明書きに従って、乾くのを待ちます。
② 補強のためにピアスの皿をレジンで覆って硬化させます。
③ 金具がしっかりついたら完成です。
レジンピアスを作る時のコツは?
レジンに色をつける際のコツ
今回は材料費を安価に抑えるためマニキュアを使用しましたが、継続的にレジンクラフトを行っていきたい場合は、パウダー状の顔料やレジン着色専用インクなども売られていますのでそちらを揃えておくと良いでしょう。
半透明や濁った状態にしたいときは顔料、透け感を残したい場合は液体の着色料、と使い分けてみてください。
100円ショップのプリンター補充インクを使う方法も時折紹介されています。
しかし、レジンによっては分離して色が混ざらないのと、服や床にこぼすと取り返しがつかないのであくまで裏技的な方法としてお考えください。
色つきレジンを多めに作りたい場合はお弁当などに使われるシリコンカップに入れると混ぜやすく、使い終わったら硬化させてぺりっとはがせるので便利です。
ピアス金具について
今回使用したのは「平皿ピアス」と呼ばれるタイプのものです。
平皿は大体直径4㎜~8㎜程度のものまで売られていますので、貼り付けたい飾りの大きさに合わせて選んでください。
こちらで使用しているのは5㎜です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回はレジン自体に色を付ける方法をご紹介しましたが、ほかにもドライフラワーやビーズを閉じ込めたり、プラバンを土台にしたりとUVレジンに色柄を着けるやり方は様々です。
また、ピアス金具ひとつ取ってもスタッドピアスやフックピアス、フープ、アメリカンピアスなど色々な種類がありますので、是非ご自分のお好みのレジンピアスを作ってみてくださいね。