サンキャッチャーとは何かご存知ですか?
サンキャッチャーとは、太陽の光を反射、屈折、透過させることによってキラキラと光を部屋に取り込むためのインテリアです。
綺麗なカットのガラスは飾りとしての意味だけではなく、複雑に光を屈折させることによって虹のような七色の光を作り出すことができます。
今回は、サンキャッチャーの作り方についてご紹介します。
初めてでも簡単!サンキャッチャーを作ってみよう
サンキャッチャーはキラキラ光るメインのガラスの他にも、貝殻やビーズ、様々なオブジェなどいろいろな物をつなげて作られています。
そのため、素人が作るのは難しそうに感じますが、材料を揃えれば誰でも簡単に作ることができます。
道具もすぐに手に入るものが多く、工具を持っていなくても代用することができるものがほとんどなので初心者にとっても作りやすいハンドメイド作品だといえます。
また、自分が好きな物を一緒に組み合わせて作ることが出来るのも手作りのサンキャッチャーの魅力の1つです。
手芸屋さんなどで売っているものだけではなく、自分のお気に入りのものを加工してサンキャッチャーに取り付けられるようにするのも1つの方法です。
初めてならキットを使うのもあり!
それでも、初めて作るという場合には、失敗してしまわないか心配になることもあると思います。
そのような場合はサンキャッチャーの作り方や道具や材料が一緒になったサンキャッチャーのキットが販売されています。
このサンキャッチャーのキットを使えば簡単に作ることができますよ。
はじめにこのようなキットで制作に慣れておくことでだんだんオリジナルの作品を作れるようになります。
また、手に入れにくい材料はキットで入手し、きっとでできる作品に少しずつアレンジを加えながら作るのも楽しいですよ。
このようなキットの中には、色を選べるものや材料の中に入っているガラスの形を選べるものなどもあるので、幅広い作品を作ることができます。
・詳しくはこちらの記事で紹介しています。
サンキャッチャーを作る時に必要な材料
サンキャッチャーを自分で作るときに必要な材料は動画も含めて以下の5つです。
- ガラス玉
- テグスまたはワイヤー
- つぶし玉
- 平やっとこ
- ハサミまたはペンチ
それでは、これらの材料について見ていきましょう。
また、これらの材料は基本的に全て手芸店に売っています。他にも様々な材料を使って違うタイプのサンキャッチャーを作ることもできますよ。
ガラス玉
ガラス玉はメインになるものとその他にいくつか小さな物を準備しておくと、たくさん光を反射して華やかな印象のサンキャッチャーになります。
反対にメインのガラス玉1つでシンプルなサンキャッチャーにするものもあります。
どちらのサンキャッチャーも素敵なので、自分の好みで準備してくださいね。
テグスとハサミ
テグスまたはワイヤーについては、ワイヤーの方が強度があるのでたくさんガラス玉をつるす場合にはワイヤーの方を選択してください。
それに関連してワイヤーの方を使う場合にはぺンチがあると便利です。
つぶし玉
つぶし玉と言うのはとても小さい金属でできたビーズのようなもので、平やっとこで潰します。
このつぶし玉でガラス玉や装飾に使う物を固定します。
サンキャッチャーの作り方
それでは、サンキャッチャーの作り方を具体的にご紹介していきます。サンキャッチャーの作り方の手順としては、以下のものが挙げられます。
- テグスやワイヤーを作りたい作品に必要な分切る
- ガラス玉をテグスに通し、つぶし玉で止める
- 装飾をつける
- テグスの上の部分で輪っかを作る
それでは、これらの手順について1つずつ見ていきましょう。
テグスやワイヤーを作りたい作品に必要な分切る
まずは、テグスやワイヤーを必要な分切るところからです。
サンキャッチャーは主に部屋の窓際に設置して楽しむものですが、車のミラーの部分に掛けたり、鞄にストラップのようにつけたりと様々な楽しみ方ができます。
ガラス玉をテグスに通し、つぶし玉で止める
テグスにメインの大きいガラス玉を通し、その上につぶし玉を通して平やっとこでしっかりと潰します。
ここでしっかりと潰せていないとテグスがガラス玉から抜けて作品が壊れてしまう可能性があります。
装飾をつける
装飾のガラス玉をつける場合には、つぶし玉→小さいガラス玉→つぶし玉の順番で通すとしっかりと場所を固定することができますよ。
装飾に使うガラス玉はビーズなどでも代用できます。
テグスの上の部分で輪っかを作る
サンキャッチャーの簡単な取り付け方としてカーテンレールにS字フックで吊り下げる方法です。
そのため、テグスの上の部分で輪っかを作り、引っ掛けることができるようにしておきましょう。ここでもつぶし玉を通してしっかり潰すことを忘れないでくださいね。
動画で学ぶサンキャッチャーの作り方
Youtubeにはサンキャッチャーの作り方を紹介している動画がいくつかあります。
ここでは、Youtubeにあるサンキャッチャーの作り方の動画をご紹介します。
基本のサンキャッチャーの作り方/あとりえChikuTaku
1つ目のYoutubeのサンキャッチャーの作り方動画は、あとりえChikuTakuさんの「基本のサンキャッチャーの作り方」です。
この動画はタイトルの通りに基本的なサンキャッチャーの作り方をご紹介しているもので、材料や道具、作り方を1つ1つ丁寧に紹介されているので初心者が見てもわかりやすい構成になっています。
手元が映されているので文章だけでは伝わりにくい細かな道具の使い方やビーズやガラス玉の使い方を学ぶことができますよ。
サンキャッチャーの作り方
2つ目のYoutubeのサンキャッチャーの作り方動画は、okoni5さんの「サンキャッチャーの作り方」です。
この動画でもつぶし玉を使ってサンキャッチャーを製作しているので参考になりますよ。
完成品が隣にあるのでどのような手順で製作すれば良いのかがわかりやすく、また、製作している様子が真上から見ることができて自分の目線と同じように見ることができるため、細かな作業の様子を見ることができるのが大きな特徴です。
サンキャッチャーを作り時に押さえておきたいコツ
サンキャッチャーを手作りする際には、押さえておきたいコツが2つあります。
- つぶし玉をしっかりと潰す
- テグスで作る際にガラス玉を吊るしすぎない
それでは、これらのコツについてもう少し詳しくお話ししていきます。
つぶし玉をしっかりと潰す
出典:Instagram
つぶし玉はサンキャッチャーのガラス玉やビーズを支えてくれている大切なパーツです。
しっかりと潰すことでワイヤーやテグスが抜けてしまうことなく固定され、揺れた時にキラキラと光ります。
つぶし玉をしっかりと潰すことができないと、テグスが抜けてしまい、壊れてしまいかねません。
そのため、つぶし玉をしっかりと潰すように心がけましょう。
テグスで作る際にガラス玉を吊るしすぎない
出典:Instagram
テグスはワイヤーと比べるとどうしても強度が少し弱いので、たくさんのガラス玉を吊るしすぎると重くなりすぎてテグスが切れてしまう可能性があります。
たくさんガラス玉やビーズをつけるとキラキラと反射する光が多くなるので綺麗ですが、多く吊るしすぎないように気をつけて作りましょう。
サンキャッチャーを作るときに参考になるアイディア画像集
サンキャッチャーには様々な材料や作り方があるので、どのように作ればいいか最初は迷ってしまいますよね。
そのような時にはInstagramなどでサンキャッチャーの画像を見て参考にするとどのような材料を組み合わせているかを見ることができます。
ビーズや装飾をたくさん使った華やかなサンキャッチャー
出典:Instagram
このサンキャッチャーは、たくさんの華やかなビーズやガラスを使って作られているので、とても華やかな印象になりますね。
画像からもわかるように、スパンコールやチャームなどガラスやビーズ以外の装飾品も使用しています。
白×透明で上品なサンキャッチャー
出典:Instagram
花の部分はクレイフラワーという粘土で作るお花で、薄く粘土を伸ばして作るのでレースのような花びらができます。
ガラスは透明なものだけを使うことで統一感が生まれ、上品な印象になります。
ガラスとビーズの組み合わせで天使をつくる
出典:Instagram
この作品は大きなガラス玉に色付きのビーズを羽に見立てて天使のようにしたものです。
このように、ガラス玉とビーズの組み合わせ方によって形をつくることができるので、工夫をすることができるポイントです。
スタンド型で色々な場所に飾れる
出典:Instagram
サンキャッチャーは主に窓際に吊るして飾るタイプのものが多いですが、このようにスタンドがあると様々な場所に飾ることができます。
スタンド自体は市販されているものが多いので、ぜひ試してみてくださいね。
ストラップ型サンキャッチャー
出典:Instagram
先ほどもご紹介しましたが、サンキャッチャーは車に吊るしたり鞄にストラップのようにつけたりと様々な楽しみ方があります。
そのため、最初からストラップになるように制作するのも小さくて可愛らしいものが出来上がります。
モチーフと組み合わせる
出典:Instagram
サンキャッチャー専用ではありませんが、画像のような月のモチーフと組み合わせることによってとても可愛らしいサンキャッチャーになります。
三日月の中にガラスが入るデザインは参考になりますね。
変わった形のガラス玉を使う
出典:Instagram
基本的には丸いガラスがカットされたガラス玉をメインのガラス玉として使っているものが多いですが、ガラスの中にはこのようにしずく型のものやつるぎ型のものなど様々な形のものがあります。
そのようなガラス玉を使うのも個性が出て楽しいですよ。
サンキャッチャーを作る時の注意点
サンキャッチャーを作る時には、注意しなければならないことが2つあります。
- 球体のガラスを使わない
- 燃えやすい素材のものの近くに設置しない
これらは、サンキャッチャーで注意したい火災に関する注意点です。これらの注意点について1つずつ見ていきましょう。
球体のガラスを使わない
基本的にサンキャッチャーが原因で引き起こされると言われている火災は「収れん火災」と言って、太陽の光をガラスが集めて引火しやすいものに引火することで火災が起こってしまうものです。
小学校の理科の授業で虫眼鏡で太陽の光を集めて黒い紙を焦がしたという経験があるという方も多いのではないでしょうか?
そのような原理で、サンキャッチャーでも火災が起きてしまう恐れがあるのです。
これは普段サンキャッチャーに使われるカットされたガラスでは光が分散されるため火災はほとんど起こらないとされていますが、つるんとした球体のガラスでは凸レンズの要領で光を集めてしまいます。
そのため、サンキャッチャーを作る時にはしっかりとカットされたものを使いましょう。
燃えやすい素材のものを近くに設置しない
収れん火災を防ぐためには、カットされているガラスを使用することもとても大切ですが、引火しやすいものの近くに設置しないことも重要です。
黒いものは光を集めやすいので黒いカーテンや濃い色のカーテンを使用している場合は窓際に設置しないほうが安全だと言えます。
おわりに
サンキャッチャーは光を分散させて太陽の光を部屋の中に取り入れるインテリアです。
材料や道具は手芸店で揃えることができるので、簡単に自作することができますよ。
また、サンキャッチャーを作るためのキットも販売されているので、初めて作る場合はそのようなものも利用してみましょう!